みなさま、こんにちは!2021年もあっという間に3月ですねー💦💦
いまのご時世、免疫力を高めて自分の身を守っていくことが大切だと実感する日々ですが、
「ホーリーバジルに免疫力を高める働きがある」と言われる理由は??
そしてそもそも免疫力を上げる、とはいったい何なのでしょう??
今回はこのテーマについて書いていきたいと思います!
ホーリーバジルの免疫作用を調べた実験
健康な24名の人間を対象とし、ホーリーバジル抽出物のカプセルを飲ませる群と、砂糖のカプセルを飲ませる群に分けて、4週間飲み続けた後の免疫機能の変化を比較した研究があります。
引用文献:Double-blinded randomized controlled trial for immunomodulatory effects of Tulsi (Ocimum sanctum Linn.) leaf extract on healthy volunteers:Mondal et al. / Journal of Ethnopharmacology 136 (2011) 452–456
この研究結果として
ホーリーバジルカプセルを飲んだ群に、「ナチュラルキラー細胞(NK細胞)」と、「ヘルパーT細胞」に有意な増加が見られた。さらに「インターフェロンγ」と「インターロイキン4」という物質も有意に増加した。
という結果が出ました。
敵から身を守る戦術
体がばい菌や病原菌・ウイルス・がん細胞などの敵と戦うには、まず大きく2つの戦法があります。
▶戦法①
全身をパトロールしている「ナチュラルキラー(NK)細胞」や「マクロファージ」が、侵入してきた敵を食べることでまずは最前線で防ぎます。=自然免疫といい、生まれたときから身についている防御方法。
※上記の研究では、ホーリーバジル抽出物を摂取した群でこのNK細胞が増加※
▶戦法②
戦法①では対処しきれない敵も沢山います。その場合は戦法①の最前線で戦ったマクロファージから敵の情報をもらい、敵に合わせた攻撃を行います=獲得免疫といい、後天的な感染を元に学習し防御していく方法。ワクチンもこれを利用しています。
戦法2では…まず、敵について情報をもらった司令塔「へルパーT細胞」が、部下に攻撃命令を出します。
※上記の研究では、ホーリーバジル抽出物を摂取した群で「ヘルパーT細胞」が増加※
この司令塔ヘルパーT細胞には2パターンあります
▶戦法②-1:細菌・ウイルス対応パターン
司令塔 ヘルパーTⅠ型細胞が指令物質「インターフェロンγ」を出して、キラーT細胞を活性化させ、敵を食べてやっつけます。
※上記の研究では、ホーリーバジル抽出物を摂取した群で「インターフェロンγ」が増加※
▶戦法②-2 花粉・ダニ・ホコリなどのアレルゲンパターン
司令塔ヘルパーT2型細胞が指令物質「インターロイキン4」を出してB細胞を活性化し、武器(抗体)を作らせて敵をやっつけます。
※上記の研究では、この「インターロイキン4」が増加したという結果※
このように・・・免疫力を高めるということは、
つまり、敵が侵入しても「体がこれらの戦法をしっかり発揮できる状態にしておくこと」だと言えます。
免疫のバランスを保つことの重要性
戦法②-2が過剰に働き、「インターロイキン4」が出すぎると、アレルギー反応が起こります。
花粉症で鼻水や涙が出続ける、かゆくなる、など大変な方も多いのではないでしょうか。
「インターフェロンγ」と「インターロイキン4」はお互いに働きすぎないよう抑制しあってバランスを取っているそうです。
両方の物質が有意に高まる結果になった、というところにホーリーバジルのアダプトゲンとしての一端を見た気がします。
もう一つ余談ですが、
この研究は動物実験が多い中で人間を対象にしている数少ない研究です。
さらに「二重盲検法」という、被験者だけでなく実験を行う研究者の両方に対して、どのカプセルを飲ませているか分からない状態にして、プラセボ効果を防ぐ方法で実施されているので、信頼性の高い研究と言えると思います。
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睡眠不足や体温が下がることでも免疫システムが低下しますので、ホーリーバジルサウナや温かいホーリーバジルティーでしっかり体を温めながら、免疫力をアップしていきましょう!!!
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長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました✨