前回はホーリーバジルの代表的な品種について書きましたが、今日はウィズアース北海道で栽培しているホーリーバジルの品種についてのお話です。

2008年から栽培し、皆様に苗やお茶製品として提供させていただいている品種が「OYA TULSI(オオヤトゥルシー)」という品種です。

この品種は、福島県のアーユルヴェーダ薬草園前園長であり、日本ホーリーバジル協会の前理事長であった、故・大矢泰司さんの名前が付いたホーリーバジルなんですね。

大矢さんは1994年にダライラマ14世との面会をきっかけに、インドの薬草園で長年に渡り共同研究をされる中で、新種のホーリーバジルが見つかったそうです。ちょうどこの薬草園がインドの最北に位置していたことから、緯度的に日本でも栽培可能な品種ができたようです。

写真:ダライ・ラマ14世と大矢さん 日本ホーリーバジル協会HPより

香り、味、成分等が日本人に向いているということで、新品種の「OCIMUM SANCTUM=HOLY BASIL=OYA TULSI」としてインド政府で正式に命名・登録されました。そして「OYA TULSI」としてインドで委託栽培をして輸入し、日本にホーリーバジルを広める活動をされてきました。

大矢さんの長年のご努力のおかげで、日本でもホーリーバジルが広がり、気温の低い北海道でも栽培できるようになったのです。

大矢さんはホーリーバジル本の翻訳もされています。

 

そして大矢さんからホーリーバジルを受け取った、千葉県在住の伊達邦敦さんと代表の相川がご縁を持ち、このオオヤトゥルシーの種をわけて頂いたのがきっかけで、2008年から栽培を開始しました。

伊達さんは、ホーリーバジルとの出会いで長年苦しんでいた病が改善したというご自身の経験から、日本全国にホーリーバジルを広めたいと大変精力的に活動されている方です。⇒ 伊達さんのホームページImaginal

このようなご縁に導かれ、今年もオオヤトゥルシーを栽培しております!